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2022年4月8日  ♪フェルメールと17世紀のオランダ絵画展

 コロナウィルス感染予防のため、自粛生活を続けていたので、美術館にもずっと行っていませんでした。でも、大好きなフェルメールの絵がやって来ると聞いては、我慢ができません。発表会が終わりホッとしたことと、発表会前に3回目のワクチン接種を終えたことから、思い切って行ってみることとしました。

東京都美術館は上野公園にあります。ちょうど桜のきれいな時期でしたので、人出もけっこう多く、少し慎重になりました。
ですが、美術館は、日時予約制だったため、館内の混雑は心配 したほどではありません。これまでのフェルメール展の大混雑ぶりから考えると、うそのようなゆとりある空間で鑑賞できます。入場者もそれぞれお互いに気を使いながら、適度な距離をたもつよう心掛けていましたので、危険な思いをすることなく、絵画の世界にひたることが出来ました。

今回の目玉は、なんと言っても、修復後日本初公開となるフェルメールの「窓辺で手紙を読む女」 です。
詳細な調査の結果、背景の壁の下にキューピッドの絵が描かれていることがわかり、どうやらその背景を塗りつぶしたのはフェルメール 自身では無いことも判明しました。そして、丹念な修復の結果、壁の下からキューピッドの絵を蘇らせることに成功したのです。

この 「窓辺で手紙を読む女」 は2005年のドレスデン美術館展の時にも来日していて、私も観ているのですが、今回、キューピッドの絵が復元された姿を見るのは、もちろん初めて。期待に胸が膨らみ、目当ての絵を目指して自然と足が早まります。そして、対面した 「窓辺で手紙を読む女」 は、上塗りのニスの変色が取り除かれ、フェルメールの愛したラピスラズリのブルーも鮮やか、そして背後の壁にかかる画中画のキューピッドのなんと愛らしいこと! フェルメールは、女性の側にキューピッドを描くことで、読んでいる手紙がラブレターであることを示唆したのでしょう。そう思って観ていると、女性の静かな表情から、手紙の送り主に対する深い愛情がにじみ出ているような気がします。

久しぶりの美術館、ちょっと密になることが怖かったのですが、美術館でもきちんとした感染対策をとっていることもわかり、行って良かったと思いました。

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